ジンクスというやつがある。もちろん論理的

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ジンクスというやつがある。もちろん論理的ではない。たまたまかもしれないが、そういうことがあるという話だ。人の世では、とかくそんなことがありそうだ、と何となく思わせるところがミソである。　権力をめぐる闘争の場で、人間の感情という取り扱いにいちばん困る代物が行動の根っこにある政治の世界。縁起をかつぐことも多く、当然、ジンクスはある。そこでは、さまざまな思惑をもって語られる。　安倍晋太郎、竹下登、宮沢喜一各氏が自民党のニューリーダーと呼ばれ、三角大福中からいよいよ安竹宮の時代到来かといわれたころのことだ。　真偽のほどは別にして、時の権力者だった田中角栄氏が語ったものとして、永田町に流布した言葉がある。　曰（いわ）く、　「連続当選でないと首相になれない」　「県議出身者は首相にはなれない」　「参院からのくら替えは首相になれない」――。　最初は、途中で落選したことがある安倍氏への、２番目は県議出身者の竹下氏への、３番目は参院から衆院にくら替えした宮沢氏への、それぞれ当てこすりだ。　安倍氏は志半ばで病に倒れたものの、竹下、宮沢両氏はそのあと首相の座についたから、今となってみれば、何の意味もない言葉である。が、当時、ひとつ前の世代による次代へのけん制としては結構、いいところに投げ込んだ球だった。　そして今、ひとつのジンクスが、これまたある種の思惑を込めて語られている。それはプロ野球と政権交代との関係で、小泉政権の来年交代説である。　というのは、なぜか過去５回、中日ドラゴンズが優勝した年か、その翌年には、永田町でいうところの政変が起こっているからだ。　(1)１９５４年＝通算７年２カ月の長期政権を誇った吉田茂内閣がついに終わりを告げて、鳩山一郎内閣が誕生した。　(2)７４年＝金脈問題で田中角栄首相が退陣に追い込まれ、クリーンを標ぼうする三木武夫氏が政権の座についた。　(3)８２年＝続投が確実視された鈴木善幸首相が政権を投げ出し、中曽根康弘氏が後継者となった。　(4)８８年→翌８９年＝リクルート事件で竹下登内閣が瓦解、宇野宗佑氏が首相の座についたものの参院選に大敗し引責辞任、海部俊樹氏が後を継いだ。　(5)９９年→翌２０００年＝小渕恵三首相が急病で倒れ、緊急事態の中で森喜朗氏を後継首相に選出した。　そして今回――。０４年→翌０５年に何かが起こるというわけだ。　来年は郵政民営化法案の取りまとめ、国会提出、法案審議に小泉首相はまさに政権の命運をかける。その過程で自民党内の反対論に「ポスト小泉」の思惑が絡んできて、政治がごたごたする。首相の自民党総裁任期は０６年９月までだが、その前に首相が政権の座から降りざるを得なくなる――そんな展開だ。　もちろん、今のところ任期いっぱい政権を維持するというのが多数説だが、郵政法案の成立と引きかえに退陣する「郵政花道論」もささやかれ始めている。かりにイラクに派遣した自衛隊で不測の事態などおこれば、状況は一変する。　小泉政権を影で支えていた「ポスト小泉」不在もじわじわと変化、世論調査などを通じて、いわゆる「中二階」を飛ばした次が見えてきた。安倍晋三幹事長代理である。選挙を強く意識する若手の待望論に加え、小泉政権を倒そうとする勢力の間でも、安倍氏で「小泉つぶし」を模索する気分が出ている。　次がはっきりすれば、そこに向けて動くのは、どこの組織でも同じだ。政界に広がる「嫌小泉」の火は、ぱっと広がる可能性をひめている。　世論を引きつけるたぐまれな政治的技術と能力を持ち、しかも強運の持ち主である小泉首相には、二度あっても三度ないし、ジンクスなど無縁かもしれないが――。物的証拠はなく、検察側は、被告が普段から長女を疎ましく思っていたとする知人の証言などを殺人罪立証の拠(よ)り所にしていた。新設の２賞はともに日本人に贈られた。特別功労賞は山田洋次監督。優れた若手監督をたたえるエドワード・ヤン賞は、「剥き出しにっぽん」で昨年の「ぴあフィルムフェスティバル」グランプリを獲得した石井裕也監督が受賞。授賞式には浅野忠信、薬師丸ひろ子、中田秀夫監督ら日本の映画人も多数プレゼンターとして参加した。同発電所を建設するスペインの大手建設会社「アクシオナ社」によれば、完成後は同国平均家庭３万世帯分の年間電力使用量をまかない、約１５万トン近い二酸化炭素排出を抑制できるという。「僕も子どもはいませんよ」という今日の先生は桃井一至さん。ＮＨＫでカメラ講座の番組も持たれているカメラマンです。「友人の子どもを撮ることも多いし、そもそも人物撮影の基本は子どもでも大人でも同じです。子持ちじゃなくても知っておいて損はない人物撮影のテクニックをいくつか学んでいきましょう」。はいっ、もうすぐ旅行に行くので上手い記念撮影の仕方も教えてください。パキスタンの新首相に選ばれた人民党のユスフ・ギラニ副総裁（５５）は２５日、宣誓式に臨み、正式に就任した。ギラニ氏は前日の当選演説で、軟禁されていたチョードリ前最高裁長官らの解放を命令し、当局はただちに規制を解除。ムシャラフ大統領が急速に影響力を失っていることを印象づけた。ギラニ氏率いる新政府は今後、大統領の退陣を視野に攻勢を強める。【ソウル＝山口真典】韓国政府関係者によると北朝鮮は28日午前10時半ころ（日本時間同）、朝鮮半島西側の黄海に向けて短距離ミサイルを3―4発発射した。射程100キロメートル以下の艦対艦ミサイルとみられ、韓国国防省は「現在、確認中」という。韓国政府は同日午後、緊急記者会見を開く予定だ。